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お盆休みのお知らせ

8月13日(火)~8月15日(木)はお盆休みとさせていただきます。

8月16日(金)より通常の業務を開始いたします。

【裁判例解説】嫡出でない子の法定相続分

最高裁平成25年9月4日大法廷決定

民法900条の旧規定は,嫡出でない子の相続分は,嫡出である子の相続分の2分の1とすると規定されていました。

この規定が憲法14条1項に違反するかが争われました。

従来,平成7年7月5日の最高裁判決では合憲という判断が下されていました。

本決定は,「昭和22年民法改正時から現在に至るまでの間の社会の動向,我が国における家族形態の多様化やこれに伴う国民の意識の変化,諸外国の立法のすう勢及び我が国が批准した条約の内容とこれに基づき設置された委員会からの指摘,嫡出子と嫡出でない子の区別に関わる法制度の変化,更にはこれまでの当審判例における度重なる問題の指摘等を総合的に考察すれば,家族という共同体の中における個人の尊重がより明確に認識されてきたことは明らかであるといえる。そして,法律婚という制度自体は我が国に定着しているとしても,上記のような認識の変化に伴い,上記制度の下で父母が婚姻関係になかったという,子にとっては自ら選択ないし修正する余地のない事柄を理由としてその子に不利益を及ぼすことは許されず,子を個人として尊重し,その権利を保障すべきであるという考えが確立されてきている」と判示して,旧規定は憲法14条1項に違反すると判断しました。

その結果,平成25年12月5日,民法の一部を改正する法律が成立し,嫡出でない子の相続分が嫡出子の相続分と同等になりました(同月11日公布・施行)。

遺留分について

遺留分とは,遺言書によって「一切遺産を相続させない」と書かれた相続人でも一定の遺産を取得できる権利のようなものです。

法律はなぜ遺留分という制度を作ったのでしょうか。

本などによりますと,遺留分制度が存在しないと,遺族の生活が脅かされるとか,遺族の期待が裏切られるなどと説明されています。

たまに,「遺留分制度なんてないほうがすっきりするのに」と思うことがあります。

しかし,そうはいっても,法律に規定がある以上,国民は法律に従わなければなりません。

弁護士としても,当然,遺留分制度があることを前提に紛争を解決していくことになります。

当事務所では遺留分に関する紛争も多数扱っています(請求する側もされる側も)。

お客様の声

1.ご依頼いただいた事件の結果について

⬛満足  

2.事件処理の方針について

⬛満足  

3.弁護士の対応の早さについて

⬛満足  

4.弁護士の説明の分かりやすさについて

⬛満足  

5.当事務所にご依頼されていかがでしたか。

⬛満足  

6.ご意見・ご感想等がございましたら、ぜひお聞かせください。

→父の案件より引き続きお世話になりました。とても複雑で長期間(数年)に渡る裁判で、私自身も時にはくじけそうになりましたが、先生に根気よく対応し裁判に臨んでいただきました。判決も大変納得できるもので感謝しています。又、法律事務所は敷居が高いイメージですが,法律に関することも気軽に相談でき、友人にもご紹介させていただきたいと思います。

【コラム】「遺産」とは何か

私たちは,普通に「遺産」という言葉を使いますが,「遺産」の法律的な意味をご存知でしょうか。

遺産確認訴訟という裁判があります。「遺産」の範囲について争いがある場合に,民事訴訟で「これは遺産である」とか「これは遺産ではない」などと結論を出すための裁判です。

この場合の「遺産」の意味については,弁護士でも正確に理解している人は少ないのではないかと思います。

遺産確認訴訟でいうところの「遺産」とは,「口頭弁論終結時において共同相続人の共有関係にある財産であり遺産分割の対象となる財産」を意味します。

たとえば,遺言書によって,「全ての財産をAに相続させる」と書かれてある場合,一般的な日本語の意味としては,「全ての財産」=「遺産」と考えます。

しかし,法律的な意味で言えば,全ての財産は被相続人の死亡と同時にAに帰属しますから,仮に遺産確認訴訟を起こしたとしても,口頭弁論終結時において共同相続人の共有関係にある財産とはいえません(Aに属しているので。)ので「遺産」ではない,ということになります。

また,遺産分割が成立していないから「遺産」が存在するはずだという遺産確認訴訟の場合,遺産分割協議が成立したか否かが争点となります。そして,遺産分割協議が成立していないと判断されれば,「共同相続人の共有財産であり遺産分割の対象となる財産」が存在するわけですから,「遺産」があるということになります。

逆に,遺産分割協議が成立していると判断されれば,「共同相続人の共有財産であり遺産分割の対象となる財産」はもはや存在しないわけですから「遺産」は存在しないということになります。

このように,普段意識せず使っている「遺産」という言葉も使う場面において意味が異なる場合があるので,その意味を正確に理解して使う必要があります。

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